ご経歴といまの業務内容を教えてください。
日本のゲーム会社で働く夢を叶えることができました
イギリスとスペインのハーフで、国籍はイギリスです。イギリスに限らずですが、ヨーロッパでは、日本のエンタメ文化の人気が高く、私自身も子供のときから日本のアニメをずっと見ていました。そこから日本のRPGゲームやアクションゲームも好きになって、いつか日本で働きたいという夢がずっとありました。イギリスの大学では日本語とフランス語の翻訳・通訳を専攻し、交換留学で日本の大学に通っていました。卒業後は、日本で自動車部品メーカーの仕事に就きましたが、子供のときからの日本のエンタメ文化への憧れが忘れられず、1年半でゲーム業界に転職してしまいました。そのゲーム会社で翻訳やカスタマーサポートの仕事を経験した後、2年前にKLabに入社し、いまは長期運営中のゲームの国内・海外向けのプロモーション業務を担当しています。具体的には、SNS運用、広告配信、ゲーム内動画の制作などプロモーション全体に関わる業務を行っています。憧れだった日本のゲーム会社で働けてとても嬉しいです。
プロモーション業務をするうえで大切にされていることはなんでしょうか?
ユーザーの皆様とひとつになれるプロモーションがしたい
ユーザー様の声を反映したプロモーションを心がけています。自分が良いと思った企画でも届けたいユーザー様に刺さらなければ意味がありませんので、まずは自分が担当するIPコンテンツを理解し、自らがそのIPコンテンツのファンになると共に、実際にゲームを毎日たくさんプレイしています。そしてファンコミュニティに参加したり、ゲームを遊んでいただいている様々なユーザー様のSNSやブログの情報等から、どの場面やキャラクターが人気なのかを分析し、プロモーションに活かしています。例えば、新コンテンツのリリース時には、お気に入りのゲーム場面を動画にしてSNSへ投稿するキャンペーンを実施し、実際にユーザー様を巻き込んだ参加型のキャンペーンを行いました。好評いただいたときはとてもやりがいを感じ、嬉しかったです。
また、プロモーションチームは、ユーザー様の声を適切に社内に伝える役割も担っていると思いますので、クリエイティブ部門、開発部門へ分析したデータを小まめに伝え、ユーザー様に喜ばれるゲーム開発に繋げることもとても大切にしています。
グローバルなプロモーション活動においてどのような工夫をしていますか?
世界各国で求められる面白さ、を分析する
各国のユーザー様の嗜好性の違いを意識したプロモーションを行うことです。例えば、日本のユーザー様は「かわいい」というビジュアルを重視する傾向がありますが、海外のユーザーは「カッコイイ」を重視する傾向があります。またゲームの操作性やアクションの手触り感などを重視する傾向もあるため、北米・アジアなどのエリアごとに各国のSNSやインフルエンサーの動画等を分析し、ユーザー様の声を収集することで、地域ごとに適切なプロモーションが実施できるよう心がけています。
今後の目標を教えてください。
新しいことへのチャレンジを日々の当たり前にしたい
今まで担当したことがない業務に積極的に挑戦し、マーケティング全般に精通したジェネラリストを目指しています。KLabでは言われたことをこなすのではなく、主体的に動き、自ら提案することを積極的に奨励しており、チャレンジする人を支援してくれる風土があるため、毎週のように上司に対して「挑戦してみたいプロモーション業務」や、「やってみたい企画アイデア」について相談しています。実際にチャレンジする機会をもらえているのがとても楽しく、自身にマッチしている環境だと感じています。また、プライベートではイギリスにいる家族との時間を大切に過ごしたいと思っています。KLabでは長期の休暇取得も可能で、昨年も家族と過ごすために2週間の休暇を取得できていますので、オンオフともに目標を叶えやすい環境だと感じています。