「未経験からの挑戦」
入社3年目(取材当時)ということですが、学生時代は、どの業界を志望されて就職活動をしていたのでしょうか?
教員免許を取得して教員志望
学生時代は教員志望だったため、大学3年生のときには、教員免許も取得しました。その後、教員に必要な知識をつけるために大学院に進み、長期インターンで教育の現場で働く機会を得ました。その際に、学生の進路相談などの対応をしていたのですが、当然ながら社会経験がないためにぼやっとした指導しかすることができなかったのを覚えています。自分が良い教員になるには、まずはビジネスの世界を経験するべきではないかと思い、教員ではなくビジネスの世界に目を向けることにしました。
その中でも一番興味を持ったのが、エンタメ業界でした。KLabからダイレクトリクルーティングサイト経由で連絡をいただき、話を聞いたのが最初のキッカケです。人事の方から話を聞いて、自分がエンタメ関連の外部コミュニティの集まりに参加したことで、10年来の友人ができたり、自分のコミュニティの輪が広がった経験があったことを思い出しました。それまでは、エンタメ業界を検討していなかったのですが、「自らエンタメを創り出す側にまわりたい」・「同じような体験を他の人にも与えて喜んでもらいたい」と思うようになり、それからエンタメ業界が第一志望になりました。
KLabに就職を決めたのは、働く環境が一番自分に合っていると思えたからです。合っていると思ったのは、検討した会社の中で、最も「風通しが良い」と感じた点です。風通しが良いというのは、実力主義の会社であったということです。
年次関係なくチャレンジできる環境で、良い企画であれば採用されたり、根拠を持って発言することで意見が採用される環境だったため、非常に働きやすいと感じました。
教員からエンタメ業界に路線変更というのは大胆な変更ですね。新卒1年目ではどういう仕事をされていたのですか?印象に残っている仕事はありますか?
未経験ながらマーケティング業務に挑戦
当初は、配属希望として、まずはゲーム案件の企画職を経験し、その後マーケティンググループに移りたいという希望を出していたのですが、運よく新卒から未経験ながらマーケティンググループに配属させてもらいました。
マーケティンググループでは、SNS運用やプロモーション施策の企画から実行、生放送やリアルイベントの企画など幅広い業務を行っています。
マーケティング業務に興味があった理由としては、上記でお話をさせていただいたように、ゲームから派生したリアルイベントの外部コミュニティに影響を受けた原体験があったからです。自分もユーザー間のコミュニティ形成に関われるような仕事をして、世の中に価値提供をしたいと思ったため、マーケティンググループを希望しました。
1年目で特に印象に残っている仕事は、自分の考えた企画がバズってTwitterのトレンドランキングに入ったことですね。1年目の最初のころは、上司からの指示に従って仕事をすることが多かったのですが、徐々に自分で企画から考える仕事を任せられるようになりました。それまでも日頃から他社事例や他の業界の研究など市場調査をずっと続けていて、自分の中で知見を貯めていました。その知見の蓄積から、これは自分の所属しているゲーム案件でもアレンジして行ったら成果があがるのではないかと思い、企画を考え実行をしたところ、見事にバズりトレンドランキングにも入ることができました。
未経験ながら1年目から成果をあげられていて素晴らしいですね!その他の仕事で印象的だった仕事などはありますでしょうか?
2年目から担当ゲーム案件のプロモーション施策の進行管理
1年目は、上司から「この施策について企画を考えてほしい」と依頼を受けるような立場でしたが、2年目の途中から、自らプロモーション施策の方向性を決めて、メンバーの企画もチェックするような立場になりました。2年目ながら、全体を管理するようなポジションになったため、プレッシャーもありましたがもっと早く会社に業績貢献がしたいという気持ちが強かったのを覚えています。
特に印象に残っている仕事ですと、入社3年目の時の話ですが、担当タイトルの周年記念のプロモーション施策が他のイベントと重なり、例年の2倍の施策量になった時の仕事が良い意味で印象に残っています。
全体の施策を管理するポジションというプレッシャーもありながら、自分でも企画を考え実行まで持っていかないといけないため、かなり精神的にも肉体的にもハードでしたが、無事にやり遂げることができました。自分の成長も実感できましたし、これができたら他のことも乗り越えられるだろうという自信にもつながりました。
例年の2倍というのはなかなかインパクトがありますね!企画や施策を考える際に意識していることはありますか?
他社・他業界事例等を常日頃から分析
私は自ら世の中にないモノを考えるというのが得意なタイプではないので、日頃からエンタメ業界以外のプロモーション事例も含めて、調査・分析しています。その中の事例を参考にしつつ新しいアイデアを創出していきます。常に良いアウトプットが出せるように、インプットを欠かさず行っています。また、PDCAをまわすのも重要ですので、プロモーション施策が終わった後は結果の分析も欠かさず行って次の施策に活かすようにしています。
KLabでは、根拠がしっかりしていたりロジックがある企画であれば、意見が通りやすくどんどんチャレンジできる環境のため常に前向きに仕事ができています。
最近では後輩育成もしています。年齢はそこまで離れているわけではありませんが、より若い人からの意見も積極的に聞いています。自分にはない知見やアイデアをもらえたりするので参考になります。若い人の視点には、間違っていたとしても自分では出せない価値がそこにはあると思っています。
今後の目標やチャレンジしたいことなどがあれば教えてください。
常にヒットを打てる人材になりたい
マーケティングの仕事は幅広いですが、ゆくゆくはなんでできるマーケターになるのが目標です。「この人に任せておけば大丈夫!」と周囲の方から言ってもらえるような安定感のある人材になりたいです。そのためにも、常に成果をあげられるようにインプットを怠らず、どんどん未経験の業務にも積極的にチャレンジしていき、評価されるアウトプットを出し続けていきたいです。