より良いゲームを作るために
気になるところがあったら積極的に提案していく
入社~現在までの業務内容を教えてください
入社して技術者研修を受けた後は、現在所属しているゲーム案件の運用チームに配属されました。運用チームでは、主にアプリのアップデートの管理や企画・開発との折衝、CMS(Contents Management System)の改修対応等を担当していました。運用チーム当時の業務経験を通し、案件のコードの習熟、コンテンツの理解をした上で、その後異動の希望を出して、サーバ側の開発チームへ異動しました。現在の主な業務は、案件のサーバサイドの実装方針決めや、コーディングを担当しています。また、他にもアプリのビルドフローの一部管理も任されています。
どんな学生時代を過ごしましたか?
研究では、統計的機械翻訳の中の言語モデルという分野を手掛けていました。内容的にはデータの圧縮という表現が一番近いものです。自分が研究していた頃の話になりますが、当時は言語モデルの学習データを増やせば翻訳性能が上がり続けるという状況だった為、それらを増やすためにデータの圧縮を行うという流れでした。
研究以外だと、サークルで会った友達と遊んでたことが多かった気がします。カードゲームやボードゲーム、カラオケですね。他にも、自分が学生のときは始まったばかりのライブストリーミングサービスがあったので、が始まったばかりだったので、そこでカードゲームの配信等をやっていました。当時はまだ配信用ツールが充実していなかったので、processingで配信用のツールとかを作っていたりもしました。
仕事で大切にしていることを教えてください
仕事で一番大切にしていることは、「それを見て利用者がどう思うか?満足するか?不満に思わないか?」ですね。ここで言う利用者というのは、もちろんゲームプレイヤーであるユーザ様も含みますが、案件内向けの機能改修ではその機能を利用する社内のメンバーが対象になります。最終的に運用フェーズに入ったときに、みんなが幸せか?みたいなことを考えます。自分はサーバーサイドの実装方針決めやコーディングがメイン業務であるので、基本的には「データ入力する企画チーム側が入力しにくくならないか」や「APIを利用するクライアント実装者の皆さんが困らないか」といったことを考えることが多くなります。
案件の状況は常に見ることができるので、施策の中でちょっとおかしいかなと感じた時はそのままツッコミを入れさせてもらうこともありますし、こういうほうが良くないですか?と提案をしたりもします。実際に、とあるバグを利用したユーザ様に対する措置をどうするか?という話が出たときに自分の案を提案して、結果導入されたこともありました。一部ユーザ様にだけ有利な状況が発生するような不具合等が起きた時の対応はとてもセンシティブな為、他のユーザ様からの不満も出やすいのですが、このとき行った対応に関しては概ね良い反応で受け止めて頂けたようで、こういった観点でもゲーム開発に貢献することができて個人的にもとても嬉しかったですね。
学生時代の経験で、業務に役に立っていることはありますか?
率直なところ、ツールやプログラミング言語は、学生時代に使っていたもので今も使っている技術的なものはほぼ無いです。業務をしていると、もちろん学生時代に触っておけば良かったかなと思うことはありますが、とは言え、特別これが役に立ったという直接的なものは無い気がしますね。一方で、数学やアルゴリズムの知識については、使う頻度もそれなりに高いです。特に、シェーダーを書くUnityエンジニアにとっては自分以上に使う機会が多いと思います。
個人的に思うこととしては、そういった細かい話のことよりも、学生時代には何かひとつでも全力で取り組んでおくほうが良いと思っています。自分は、技術領域の話ではありませんが、学生時代は文字通り「全力」でカードゲームを遊んでいました。より熱中して遊んでいったからこそ、当時自分が欲しいと思ったライブストリーミングサービス配信用のツールを作成することまでにつながったのだと思います。
趣味や好きな技術領域について教えてください
最近は、ボウリングにはまってますね。案件に長年ボウリングをされている方が配属された際に、チーム内のレクリエーションで行ったことがきっかけでした。久しぶりにやったみたらとても面白かったです。学生時代と比べると、社会人になると懐にも余裕が出てくるので、ついついマイボールも揃えてしまいました。六本木オフィスの近くにはボウリング場は無いのですが、チームで行くときはタクシーで、個人で行くときには自宅近くのお店に行くようにしています。平日の業務終了後に行くと、とてもリフレッシュできて楽しいですね。