「UI/UXの作業環境を整備
横断組織からクオリティアップを牽引」
前職までのキャリアについて教えてください
芸術にデジタルを取り入れたことをきっかけに、ゲーム業界へ
すごく仕事運が良いんです。大学在学中に染織の工房を立ち上げました。当時はバブルだったので結構儲かりましたが、阪神大震災で実家の神戸に帰省し、しばらくは専門学校で美術を教えていました。学校の近くで行われていた舞台で美術、俳優の仕事をするようになり、その後、東京に上京するんですが食べられず装丁の仕事をしていました。手伝っていた雑誌で詩を書かせてもらった繋がりで、自分の詩を朗読するパフォーマンスをするんですが、その時にデジタルを使ったんです。それが楽しくって、Flashを使ってAIが詩を作るみたいなコンテンツを作っていたら、幸運なことにそれをVodafoneの子供向け端末のプリインのコンテンツに採用してもらったんですね。それがきっかけでゲームの世界に入りました。ちょうどモバイルFlashが盛り上がり始めた時で、勢いでFlashのミニゲームを作る会社を立ち上げてしまいました。でも会社はつぶれちゃったんですけどね(笑)。当時、ソーシャルゲームが出始めてその波に見事に飲まれてしまいました。今はその時の自分に何が足りなかったんだろうって、今度こそはやり遂げようと思っています。リベンジみたいなものですね。
KLab入社の経緯を教えてください。
KLabがこれから取り組むことにワクワクしました。
会社の面接を受けるのが趣味だったんです。褒められたものではないんですが、会社を辞めるとかではなく、自分の価値ってどれくらいなんだろうって。ですが、KLabの面接を受けた時に自分が取り組みたいと考えていた課題を、今、まさにKLabが取り組もうとしていてその計画を熱く語ってもらったんです。話を聞くだけのつもりだったんですが、ウズウズしてしまってすぐに応募に切り替えました。
現在はどのような業務を行っていますか。
より良い制作が行える環境作りをしています。
私はUI/UXグループという横断部署に所属するUI/UXディレクターですが、ほとんどデザインをすることはなく、photoshopもしばらく立ち上げていませんね。私のやるべきことはKLabのUI/UX全体のクオリティを上げることだと思っているので、そのために何ができるのかを考え、より良い制作が行える環境作りをしています。
UI/UXグループの役割では、UIやUXに関する技術向上とクリエイターを支えサポートしています。社内全体やプロジェクトごとのUI/UXに関する課題を拾い上げ、課題ごとに解決のためのプロジェクト化をし、社内の協力者と連携して課題解決を行います。各プロジェクトのUIデザイナーや、様々なセクションと連携をするのでグループ単独で動くことはほとんどありません。案件側で何か問題が発生した時にサポートするような動きもあります。
UXという観点では、ユーザーのプレイ体験を向上させるのもUI/UXディレクターのミッションとして重要ですが、作り手の働く体験を向上させることまでもUI/UXディレクターの役割だと考え、日々改善に取り組んでいます。作り手が良質な体験を作るためには環境の改善は欠かせません。例えば、カリキュラムなどでの技術向上や、クリエイターがやるべきではない作業の自動化も進めています。
環境を作ると言う意味では、教育が非常に重要だと思っています。また教育と採用はセットだとも思っています。そのため面接では、今どれくらいのスキルを持っているかだけではなく、その人が何を吸収しようとしているかを見るようにしています。完成した人材ではなくとも学ぶ姿勢を持った人は期待を裏切らないと感じます。
KLabのデザイナーの技術力についてどう感じていますか。
能力が高いですが、皆さんよく学びます。
元々の個々の能力が高いのもありますが、学ぶ姿勢をもった人が非常に多いと思います。それでいて、学んだ知識や技術の中から正しく取捨選択できるようなセンスを持つ人材が多いと感じます。
また、KLabには非常に良い環境が整っていると思っていて、手を挙げた人にチャンスと責任を与え、サポートをする気風があるのでチャレンジしたい人が前に出やすいです。KLabは人が伸びていく非常に良い環境が整っています。
最後にKLabの応募を検討中の方にメッセージをお願いします。
KLabには学ぶ姿勢を持った人材が多くいます。切磋琢磨しながら、一緒にチャレンジしてくれる方をお待ちしています!