ゲームを表現する上で必要不可欠なイラスト。皆さんの中でも、記憶に残っているゲームのイラストや場面があるのではないでしょうか。
「描くのが得意」「イラストを描くのが好き」から、それを仕事にして活躍しているイラストレーターがKLabにはたくさんいます!
今回は、KLabで活躍するイラストレーターにインタビュー!
KLabでのイラスト制作の流れやKLabに入ったきっかけ、イラスト制作で大事にしている事を聞いてみました!
アサヒ:イラストレーター
KLabには新入社員として入社し4年目。インターンシップに参加したことをきっかけに入社。入社後は、イラストグループに所属し『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』のカードイラスト制作を担当している。
――アサヒさんのお仕事について教えてください。
『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』で、カードイラスト制作を担当しています。
――1枚のカードを制作するのに、いくつものプロセスを経て制作されると聞きますが、KLabではどのようにしてイラスト制作を行っているのでしょうか。
先ずは、企画チームがコンセプトを決めます。次は衣装デザイン、その次はステージデザイン、そしてカードイラスト制作としてポーズラフの制作という順番でデザインを決めていきます。それぞれの担当が制作を進めた後、全てを合わせて調整をして完成です。
※KLabでは、プロジェクトや商材ごとに制作のプロセスが異なります。
――1つのカードの制作には、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。
各工程で3〜4日間くらいでしょうか。もちろん内容によって前後しますが、全体としては最初のコンセプト決めから考えると、半年くらいになると思います。
スケジュールは進行管理の担当者がまとめていて、都度調整しています。周年イベントなどの時は施策も多く忙しくなりますので、進行管理の担当者と相談しながら進めます。
――コンセプトに合わせてデザインをするということですが、具体的にどういう話し合いをするのでしょうか。
デザインに着手する前に事前ミーティングをして、方向性をすり合わせます。私が担当するカードイラスト制作の場合は、衣装のラフデザインが決まったタイミングで、制作チームと企画チームとのミーティングをおこなっています。
例えば、「今回はXXという場面で可愛く魅せたい」といったコンセプトに対して、「どういうポーズがいいかな」「座ったポーズは?椅子に座ってみるのはどうかな?」「椅子に座るならは、こういった場所や背景はどうかな」というように、コンセプトに沿ったデザインを考えます。イラストレーターが提案することもありますし、企画の担当者と一緒に方向性を確認しながら具体的なデザインに落とし込んでいくというプロセスです。
――制作する上で心掛けていることはありますか。
好きなキャラクター達なので、綺麗に可愛く描いてあげたいと常に考えて描いています。やっぱり、それぞれのキャラクターだからこそ出せる魅力や、その衣装だからこそ表現できるものがあると思うんです。入社して、最初に描いたイラストでは「このキャラクターと、この衣装でなくとも描けたイラストかもしれないなぁ」と、もっとキャラクターの魅力や可愛さを表現できたはずだと反省しました。
ただ、その後色々なイラストを手がけていく中で、満足できるイラストも描けるようになったと思います。例えば、「このイラストを見た時に、まず顔や表情に視線がいくようにしたい」という思いが実現できた時は、自分の中でも納得がいく制作ができていると感じます。
©2013 プロジェクトラブライブ! ©2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!! ©2022 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会©SUNRISE ©bushiroad
――インターンシップイベントにもイラストレーターとして参加したと聞きました。どんなことを担当されたのですか。
KLabのサーバーサイドエンジニア向けのインターンシップ「KLab Server Side Camp」で、キャラクターデザインと作画を担当しました。「リズムゲームを作る」というインターンシップで、そのゲーム開発に用いるアイコンやキャラクターの素材を描きました。
「KLab Server Side Camp」で実際に描いたキャラクターデザイン ©KLab
――このキャラクターデザインのコンセプトは何ですか。
今回は「女の子のキャラクターが3人欲しい」というリクエストで、後は私にお任せいただいていたので、先行して開発が進んでいたリズムゲームの雰囲気から、近未来感を意識してデザインしました。また、ゲーム中にはアクション要素もあるので、アイコンの中でも躍動感が出せるよう髪に動きをもたせました。
「KLab Server Side Camp」の企画は、イラストレーターの裁量(自由度)も高く、プロジェクトとは違った制作の進め方が新鮮でした。
――アサヒさんがこの先、描きたいものは何ですか。
アイドルです!
毎日のように仕事でアイドルを描いていますが、この先もアイドルが描けたら嬉しいです。
私は、学生の頃からアイドルが好きで、KLabで仕事としてもアイドルを描くことがすごく楽しいので、続けていけたらなと思います。
――アイドルを描く魅力は何だと思いますか
アイドルというのは、さまざまなジャンルの表現ができると思うのです。可憐な可愛さ、ポップな可愛さ、かっこいい、セクシー系、非現実的な世界観まで、衣装やポーズで表現できる幅が広いことが魅力だと思っています。いろいろなバリエーションで描いていきたいですね。
――アイドルを描きたい!と方向性を決めたきっかけは何だったのですか。
就職活動をする際におこなった自己分析です。学生の頃は、学校の課題を漠然とこなしていました。
将来については周りの人と同じように悩んでいて、自己分析も繰り返しおこなって、考えていく中で「好きな物を描けたらいいな」となり何が好きなんだろうと考えて「アイドルが好きだ!」とたどり着きました。
迷った時期も長かったので、後発スタートでしたが、アイドルを描く仕事を将来的にしたいと思い描くようになってからは、ポートフォリオに女の子やアイドルのイラストを中心に載せて就職活動をするようになりました。
――KLabへの入社のきっかけを教えてください。
「vivivit」というポートフォリオを掲載するサイトを経由して、KLabの採用担当者の方に声をかけてもらったのがきっかけです。その後、インターンに参加して、社員の方々がとても印象的だったので入社することに決めました。
――どういったところが印象的でしたか。
インターンでは、社内のイラスト制作業務を1週間体験するという内容だったのですが、その際にいただいたフィードバックがすごく印象的でした。キャラクターのデザインについても「顔の大きさ、長さ、もみあげの位置はこうした方がよい」など、細部まで具体的にフィードバックを受けて学生の私はプロの世界の凄さを感じました。
インターンでは、先輩方からアドバイスがもらえたり、その内容もすごく丁寧で、親切にしてもらえて、KLabで働いているイラストレーターの方々が印象に残りました。そこから選考を受けようと決めました。
――イラストレーターですと、フリーで活躍している人もいますが、その選択肢を考えた事はありますか。
私は、始めから会社に所属することを考えて就職活動をしました。会社に所属した方が、制作活動に安定して専念できるというのもありますが、自分自身のやりたい事も実現しやすいかなと思ったからです。
私の場合は、オリジナルで作品を描くよりも、既存のキャラクターに対して、さらに魅力的に見せられるように描くことに魅力を感じていたこともあると思います。
「好きな物(アイドル)を描けたらいいな」という点からも、そのような作品に関われるところで働きたいと考えていました。
あとは、会社に所属していると同僚としてほかのイラストレーターさんとの接点があるのも魅力だと思います。先輩からキャラクターの魅せ方などを教えてもらうことができて、すごく勉強になっています。自身では考えが及ばないところまで見てもらえるという機会は、会社に所属しているからこそ得られる機会だと感じます。
――アサヒさんからみたKLabの魅力とは。
自由度が高い会社だと感じています。クリエイティブ勉強会など、社内で活動している人や、プロジェクト以外の制作活動にも精力的な人もいます。KLabでは「どぶろく制度」という制度もあり、活用して制作している人も多いですよ。
――アサヒさん自身も制作活動に役立つインプットはどのように行なっていますか。
多くのゲームやアニメ作品を見るようにしていますね。「このポーズ可愛いな」と思ったら、参考にして実際にラフを描いてみて、本当に可愛く感じるかどうかを確かめてみる、とか。
また、チーム内の情報交換も活発です。「この情報サイトが使えるよ」「参考になるよ」など、リモートワーク時でも、近況報告としてまめに情報交換がおこなわれていました。
参考になる他作品のイラストをまとめて、みんなに共有している人もいます。
――アサヒさんの今後の目標についてもお聞かせいただけますか。
私の「アイドルを描く」という夢は叶いましたが、これからもアイドルを描いていきたいです。いかに可愛く見えるか、カッコよく描けるか、キャラクターの可愛らしさや魅力を引き出せるデザインを追求していきたいと思います。
――最後に、KLabに興味がある人について一言お願いできますか。
私は、インターンをきっかけにKLabに興味をもち入社しましたので、興味がある会社でインターンシップをおこなっていたら、参加してみるのはおすすめです。会社を知るだけでなく、実際に働いている人を知る機会にもなります。
自分自身の手がけたイラストにフィードバックを受けることを嫌がる人もいるかもしれませんが、すごく貴重な体験だと思います。
また、やりたい事や好きな事を見つけるのも大事なのかなと思います。
好きなものを手がけるというのもクリエイターとしては大事な要素だと思いますので、そういった考えも参考になりましたら嬉しいです。
――ありがとうございました!
好きなキャラクターをより可愛く、よりカッコよく描いていきたいと語るアサヒさん。
好きな事にかける想いをイラストレーターとして実現させていく姿が印象的でした。
広報ブログでは、アサヒさんのほか、様々な場面で活躍する社員を紹介していきますので、楽しみにしてください!
KLabでは、一緒に働くクリエイターを募集中です!
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