デジタルハリウッド大学(以下DHU)にて、当社 Kラボラトリー(研究部門)所属の山本が非常勤講師として行う講義が全8回(9/22~11/10)でスタートしました。
▲講義の画面
今回実施する「ネットワーク構築演習基礎」は、同学で2018年度より山本が担当させていただいている「ネットワーク構築演習」という講義の中のトピックの1つである「Linuxの基礎知識や基本操作」をより広く体系的に学べる科目として2021年度に新設されたもの。
実は、もともと山本がKLabのインターンシップなどで学生の皆さんに「TCP/IPプロトコルスタックの実装」などについて教えていたことから、「Linuxに関する深い知識を持つKLabの講師陣にお願いしたい」とお話をいただいたことがきっかけなのだそうです!(ありがたいですね...!!)
そこで、今回の講義について山本にミニインタビューいたしましたのでご紹介します!
個人的にはコンピュータやネットワーク技術の面白さを伝えたいというのが一番の動機です。
沢山の学生の方が集まる場所ですので、まずはこの分野に対して、学生の方が興味を持つきっかけ作りをしたいという想いで続けています。
そのために、単に知識を身につけるだけでなく、もっと知りたいという好奇心や探求心が芽生えるような講義となるよう心掛けています。
ちなみに日常の業務でもインターンシップやKLab Expert Campなどのイベントを通じて学生に技術を伝える機会があるのですが、こちらは比較的高度なトピックを扱っていて探求心の強いコアな層に向けて技術的なチャレンジを楽しんでもらう内容となっています。
▲リモートで講義させていただいていている様子
新型コロナウイルス感染症への対策のため、昨年度からライブ配信型のオンライン講義として実施しています。教員も学生もキャンパスではなく自宅から講義に参加することになるのですが、キャンパスでの対面授業とは違った難しさがありました。
演習科目では作業の進捗具合にバラつきが生じるためボトルネックを把握したり、トラブルに遭遇した際のフォローなど、学生側の状況に応じたアクションが求められるのですが、対面授業と比較してオンラインではどうしてもそこが難しくなります。
トラブルの多くはコマンドやパラメータの打ち間違えによるものなので、講義資料を見直し予見できるミスやエラーへの対処を示しておくことで、学生が自分でリカバリできるようにしました。他にもテキストチャットやビデオ会議システムの機能を利用することで、オンラインであっても対面授業と変わらない質の講義を実施できていると考えています。
Kラボに所属しているメンバーは「自分の強みを最大限活かした成果を残す」という活動方針のもと、各々が得意とする領域でエキスパートとして自律的に活動しています。
どんなことに取り組むのかは各自の裁量で決めているため全員バラバラですが、どんな内容でも「その分野に関しては誰よりも詳しくなる」ことを意識して取り組んでいます。
活動のうち、代表的なものとしては
■ 教育用のTCP/IPプロトコルスタックの開発
■ OSSプロジェクトへのコントリビューション
などを行っています。
とくに「教育用のTCP/IPプロトコルスタックの開発」については、僕がKLabに入社した頃からずっと続けている活動で、もはやライフワークになっています。
はい、僕の講義を受けていた学生で、現在KLabで活躍している方がいます。
講義の時間に限らず技術的な質問や雑談など、学生とのコミュニケーションの中で僕の普段の仕事について話すこともあるのですが、そこから僕のエンジニアとしての働き方であったりKLabという会社に興味を持ち、最初のキャリアとして志望してくれる学生もいます。講義を通して、何かしらの気付きや、きっかけになっていただけたらとても嬉しいですね。
デジタルハリウッド大学は、一学部一学科でデジタルコミュニケーションを横断して学べるカリキュラムを設置しています。デジタルコンテンツ(3DCG、ゲーム・プログラミング、映像、グラフィック、アニメ、Webデザイン、メディアアート等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)の専門領域におけるクリエイティブ表現やIT技術、ビジネス手法を融合的に学び、新しい価値を生み出す力を身に付けます。
https://www.dhw.ac.jp/
KLabの社内や社員の様子、サービスについての情報を発信します。
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