左手デバイスのススメ

はじめに

お疲れ様です、atsuです。

この記事は KLab Creative Advent Calendar 2018 の 11日目の記事になります。

半年ほど前からデジタルイラスト制作の際に左手デバイスを導入してみたので、感想などを簡単にまとめてみました。



左手デバイスとは

普通のキーボードよりもコンパクトで、片手で扱えるキーボードです。

通常キーボードで行う「コピー/Ctrl+C」や「貼り付け/Ctrl+V」などのキーコンビネーションによるショートカットを、ワンクリックで行うことができる入力補助ツールです。

種類や用途、機能も様々ですが私がデジタルイラストを制作するうえで使用しているのは

ゲーミングパッドとも呼ばれており、PCゲームに活用している方が多いものです。

これから紹介する左手デバイスもゲーミングパッドになります。

左手デバイスを使い始めたキッカケ

デジタルイラストを描く際には、ツールの切り替えや画面の拡大縮小などを頻繁に行わなくてはいけません。

そのためショートカットを登録しておくのは必須なのですが、簡単なショートカットキーならまだしも、複雑なキーになると覚えるのも大変ですし、キー入力も大変になります。

どうしてもキーボードではムリが出てくることが多くなります。

またPC、モニター、液タブを使用しているので机の上の作業スペースが少なくなっていました。

そこでオススメされたのがこの左手デバイスです。

こんな方は是非参考にしていただきたいです!



キーボードと左手デバイスのメリット・デメリット

キーボードと左手デバイスのメリットデメリットを簡単にまとめてみました


キーボード

メリット
  • 最初からついてくるものなので初期費用がほとんどかからない。

デメリット
  • 場所をとる。指を頻繁に動かさなけれないけないので腕や指が疲れやすい。
  • キーの組み合わせを覚えるのが大変。

左手デバイス

メリット 
  • 自分の好きな位置に好きなキーを登録出来る。
  • 手の位置が固定されているため、疲れにくく入力も早いため作業効率も上がる。

デメリット 
  • 右利きのものが多く左利き向けのものが少ない。
  • 初期費用がかかる。

おススメ左手デバイスのご紹介

左手デバイスはゲーミングパッド以外にもテンキー、ゲームコントローラーなどがあります。

それぞれボタンの数や形状が違いますが、イラスト制作で使用する左手デバイスはボタンの数が多いものが多いので、個人的にゲーミングパッドがオススメかなと思いました。

ただ、ゲーミングパッドは他のデバイスと比べ価格が高いためお財布と相談が必要になります。

実際にどんな製品があるのかをいくつか紹介したいと思います。


LOGICOOL G13r

まず、私も現在使用している左手デバイスで、 LOGICOOL G13r という製品です。

こちらは生産終了しているため価格が非常に高騰している製品ですが、使用している方は多く人気も高いようです。

サイドについているスティックボタンが個人的に好きなところで、ショートカットを登録しておくとブラシや消しゴムのサイズを簡単に変えられたり出来るのでとても便利です。

また、他の製品にあまりないところでいうとペイントソフトによってショートカットを登録することが出来るので、ソフトを起動するとそのソフト用のショートカットに自動で切り替わってくれます。


Tartarus V2

次に、Razer から出ているものも有名です。私は Tartarus V2 という製品をG13の前に使用していました。

メンブレムキーという押し心地のあるキーが搭載されているため、G13よりもボタンが固めで打鍵音がしっかりしていました。操作性等はG13とほとんど変わりません。

クッションがついていて手にフィットしたり、ピカピカ光るのがカッコイイのでゲームをする時に使用するとテンションが上がりそうです。


CLIP STUDIO TABMATE

他にも、CLIP STUDIO PAINT からも CLIP STUDIO TABMATE という左手デバイスが出ていて、こちらは上の2つよりもすごくコンパクトでいながらもショートカットが200件以上も登録ができる製品のようです。

価格も手が出しやすくなっています。

CLIP STUDIO PAINT専用というところがネックですが、イラスト制作用で作られているのでこちらも少し気になっています。

※こちらは実物がないためイラストで失礼します。

好みに合ったものを実際に触ってみて決めてみるのがいいと思います。


左手デバイスを使い始めてみた感想

最初は設定したキーを覚えるのに苦戦しそうでしたが、意外と一枚絵を完成させるころには覚えられていました。

液タブを使用してもキーボードは無くせないので、スペース的にもこうした左手デバイスはすごく便利だと思います。

個人的に置いてあるだけでもカッコイイので気分が上がります。

実際に腕や指の疲れも以前より少なくなり作業効率も上がりました!今では左手デバイス無しではイラストが描けないといっても過言ではないです・・!



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そんな左手デバイスを使用して描いたイラストが表紙になっている
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おわりに

以上、左手デバイスのススメでした。 

イラストを描く人もそうでない人も、是非左手デバイスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

KLab Creative Advent Calendar 2018 の 12日目は、Hi-emon-tryさんです。

よろしくお願いします。

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