AirLabについて
AirLabとは
自前の端末で社内にプライベートデバイスファームを構築できる仕組みで、NetEase社が長年社内運用したデバイスファームを外販したサービスです。端末格納用ラック、制御用ハードウェア、専用ソフトウェア等で構成されます。
デバイスファームとは
さまざまな端末(スマートフォン、タブレット)を大量に保有し、リモートでアクセスして使用できるようにするためのサービスです。使用者は、物理的にデバイスを所有しなくても、異なる端末の環境でアプリケーションをテストしたりデバッグしたりすることが可能です。
AirLabを使う利点
プライベートな環境
- ●社内に設置するため、情報が外に漏洩する心配がない
- ●メーカー、モデル、OSバージョン問わずどんな端末でも利用可能
- □初期設定は最初のみ、使用後のリセットは不要
- □設定後も必要に応じて端末交換が可能
- □端末の使用時間に制限なし
リモートで端末にアクセスし、操作することが可能
- ●端末のシェアができるため、人気がある端末を大量に購入する必要がない
拡張しやすい
- ●Pythonによる拡張が可能
- □自社の需要に応じてシステムを拡張
- □既存のサービスと連携しやすい
自動テストツールAirtestとの相性が良い
- ●AirtestもAirLabもNetEaseが開発
- ●端末の制御を含め、テストの全自動化が可能
- ●同時に複数の端末でテストを実行し、短いサイクルで大量なテストケースを確認可能
安全管理の徹底
- ●温度、湿度を監視し、異常を検知した場合、メールで警告
- ●端末の充電を遠隔操作で管理できる
AirLabの使用例
全自動テストシステムの構築
- ●テストに必要な作業を自動化
- □端末のロック/アンロック、端末の充電の開始/終了
- □アプリのダウンロード、インストール、起動、終了
- □必要に応じて自動テスト
- ●機械学習による自動テスト(ゴリラテスト)
- ●自動テストしながらアプリの定点観測
リモートで端末を共有、管理
- ●多拠点で同じ端末をシェア
- ●リモート操作を使って、端末をオフィスから持ち出さずに在宅勤務をサポート
- ●端末の充電、および再起動などの操作をリモートで行う
各種テストの自動化
- ●アプリと端末の互換性テスト
- □大量な端末にアプリを自動インストール
- □インストールしたアプリを起動し、自動操作でスクリーンショットを送る
- ●エージングテスト
- □長時間の自動テストでアプリの安定性を確認
問い合わせ先
「AirLab」に関する問い合わせ先
info-airlab@klab.com